Wednesday, January 8, 2020

京都大の医療用iPS細胞、提供先で培養中に遺伝子変異 - 読売新聞

 医療用のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を研究機関に提供している京都大iPS細胞研究所は8日、提供先でiPS細胞を基に作られた細胞の一部から、遺伝子変異が見つかったことを明らかにした。

 医療用iPS細胞は健康な人の血液などから作り、同研究所が2015年8月以降、計18の研究機関に提供している。うち少なくとも2機関が作った細胞の一部で、がん関連遺伝子などの変異があった。もともとのiPS細胞には問題がなかったことを確認しており、提供先で培養中に変異が生じたとみられる。

 iPS細胞に限らず、培養中の細胞に変異が起きるケースがあることは以前から知られていた。患者に移植する前に細胞の遺伝子を検査し、問題がある場合は取り除いているため、移植を受けた患者や今後の医療応用に影響はないという。

 同研究所の担当者は「安全に移植できる体制は整っている。懸念を払拭ふっしょくするためにも、各研究機関で見つかった変異の情報を共有し、情報公開も検討したい」と話している。

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