Thursday, February 13, 2020

クルーズ船、新たに39人と検疫官が感染 入院先1都9県に - 中日新聞

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の集団感染で、厚生労働省は十二日、新たに三十九人の感染を確認したと発表した。さらに検疫官一人も感染が確認された。十一日までに感染が確認され船から医療機関に搬送された四人は重症としている。クルーズ船の感染者は計百七十四人となり、厚労省は受け入れ先の医療機関確保に苦慮している。国内の感染者は二百三人になった。

 安倍晋三首相は対策本部会合を開き、これまでの中国・湖北省に加え、十三日から浙江省に滞在していた外国人の入国を拒否すると表明した。これに合わせ、国内で症状を訴える患者が見つかった場合に検査をする対象に浙江省の滞在歴などを加える。滞在歴がなくても、自治体の判断で検査を実施するようにする。

 厚労省によると、新たに検査結果が判明した乗客乗員五十三人のうち三十九人が陽性だった。このうち乗員は十人で、日本人も十人いた。年齢は十〜八十代で、国内での十代感染は初。

 ウイルスが外に出るのを防ぐ設備が整った病室に限りがある。厚労省は神奈川県以外の自治体に協力を求め、入院先は、長野、静岡、東京、群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉、山梨を加えた一都九県に拡大した。

 重症者四人のうち二人は集中治療室(ICU)で治療を受け、残り二人は気管に酸素を送るなど呼吸管理が必要な状態。いずれも持病があるという。日本人は三人で、六十代男性一人と七十代男性二人。外国人は七十代男性一人。このほかにも感染の有無が分からない重症者が一人いる。

 感染が判明した検疫官は船内で質問票を回収し体温測定をする仕事をしていた。防護服やゴーグルは着用していなかったという。

 クルーズ船で今も船内待機している三千人以上の乗客乗員全員に対して、下船時にウイルス検査ができるよう、厚労省は現状の一日当たり約三百件の検査能力を千件以上に強化すると明らかにした。検査会社や大学にも協力してもらい、来週にも強化した態勢での検査が始められる見通し。

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