Monday, February 3, 2020

振り抜く先に五輪「金」 稲葉代表監督 キャンプ視察開始:スポーツ(TOKYO Web) - 東京新聞

視察に訪れた日本代表の稲葉監督(右)と握手する中日・与田監督

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 東京五輪で金メダル獲得を目指す日本代表の稲葉監督は3日、沖縄県で12球団のキャンプ視察をスタートし、初日は名護市の日本ハム、北谷町の中日を訪問した。代表メンバーの選考に向け「シーズンに向けて一生懸命やるけど、ジャパンに対する思いもしっかり持ってほしい。そういう選手と戦いたい」と語った。

 昨年11月の国際大会「プレミア12」の代表選手を軸に選考するが「若い力も必要になってくる」と、新戦力の発掘にも力を注ぐ考えだ。中日では強打の三塁手の高橋、昨季後半戦だけで4勝を挙げた梅津に興味を示し「高橋選手はバットコントロールがいい。(梅津は)力強い球を投げる。気持ちも強い」と高く評価した。

 両球団で首脳陣と積極的に言葉を交わし、日本ハムでは2004年のアテネ五輪に出場した小笠原ヘッド兼打撃コーチと話し込んだ。「(当時の)選手の名前を出して、どう戦っていたか聞いた」と助言を受けていた。

◆大砲柳田 メキメキ回復

 日本屈指の大砲が復帰に向け、順調に回復している。昨年11月に右肘を手術し、今キャンプはリハビリ組で始動したソフトバンクの柳田。この日は初日から3日連続のフリー打撃に臨み、81スイングで柵越え9本を放った。「納得いくまでやりたい」と奮闘している。

 テニスボールを使ったティー打撃で体を慣らした後にフリー打撃へ。豪快なスイングは戻りつつあるが、前日の96スイング柵越え26本には届かず「バットの引き方が悪い」と反省。ただ「俺は調子いいが、バットの調子がね」と冗談を言う余裕も見せた。

 新たな試みも。主力組が汗を流すブルペンに入り、投球練習をしていた東浜の左打席に立った。バットは振らず、最多勝経験もある右腕の速球に目を凝らす。「投手の球って、どんなんかいね、と。めっちゃ速かったが、慣れれば大丈夫」。長らく実戦から離れた不安を解消する狙いがあった。

 2015年に3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを達成するなど、長打や巧打に加えて四球などで出塁してもやっかいな存在だ。復調すれば東京五輪の主力になる可能性が高く、期待は膨らむ。「毎日どうやったら良くなるか(考えている)。正解のイメージはいろいろある」。万全を取り戻すため、試行錯誤の球春が続く。 (宮崎・対比地貴浩)

◆巧打近藤 飛距離も追求

打撃練習中に笑顔を見せる日本ハム・近藤

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 高々と舞い上がった打球が外野フェンスを次々と越える。日本ハムの近藤は全体練習後、ロングティーの打撃練習に連日取り組んでいる。「いい打ち方をすれば、いい打球が飛んでいく。結果を見ていいスイングだったのか、というのを意識している」とさらなる飛躍へ貪欲だ。

 昨季、パ・リーグの最高出塁率に輝いた。球界屈指の選球眼を持つ巧打者だが、本塁打は2本。「0本でも首位打者が取りたい」と自分の持ち味は分かっているが、一発があれば「投手は嫌なもの」とオフも徹底的に振り込んだ。自身と同じく左打ちの捕手としてプロ入りしながら打力を生かすためにコンバートを経験した小笠原ヘッド兼打撃コーチが今季から加入したことも進化につながりそうだ。

 昨年11月の国際大会「プレミア12」ではチームからただ一人、日本代表に選ばれた。今夏の東京五輪でも活躍が期待されている。3日に日本代表の稲葉監督が視察に訪れた際には走塁練習中で打撃を披露することはできなかったが、元気な姿を見せた。

 鍛え上げたスイングを実戦でテストできるのを心待ちにする。「試合に入ってみてどうなるか分からないが、試していければ」と目を輝かせた。 (名護)

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