国土交通省は3月31日、2019年度に取り組んだシベリア鉄道を用いた日欧間の貨物輸送実証事業4件を実施し、その輸送結果を取りまとめた。
実証事業4件は、東洋トランス/マキタの危険品輸送、日新/日触物流のタンクコンテナによる化学品輸送、日本通運/キトーの輸入混載貨物輸送、郵船ロジスティクス/ヤマハ発動機の精密機器輸送。
実施した4案件の実証事業で確認された結果概要は、コストについては、いずれも海上輸送比で1.5倍程度またはそれ以上と、やや割高になった。
手続きについては、一部貨物に関してロシア側の規則の不透明さから、積出し港でコンテナへの積み込み直しが発生した。
輸送品質については、概ね良好だった。一部貨物に関して継続的な軽度の揺れや、突発的な衝撃が記録されたが、精密機器輸送をはじめ輸送貨物そのものへの影響は確認されなかった。
リードタイム、通関手続きについては、このパイロット輸送の範囲では大きな問題は確認されなかった。
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March 31, 2020 at 03:09PM
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国交省/シベリア鉄道による日露欧間貨物輸送実証結果 - LNEWS
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