愛知県清須市の旧・西枇杷島町地区は、庄内川とその支流の新川に挟まれている。名古屋市に隣接し、住宅が並ぶ。消防団「西枇杷島第一分団」の二階建て詰め所は、その一角にある。
近所に住む副分団長の犬飼忠志さん(52)が訪れるのは、月に二回程度。訓練や会合がある時で、普段は会社勤めをしている。
西枇杷島で生まれ育った。消防団に入ったのは二〇〇〇年春。定員二十七人の分団に欠員が出たからと、近所の人たちに頼まれたためだ。
最初から「長いことやらずに、やめよう」と思っていた。入団後も活動の意義など、あまり考えたことがなかった。
そして、その年の九月十一日を迎えた。
降り続く雨は宵の口に激しさを増した。会社から帰宅し、消防団に合流した犬飼さんは、照明に浮かぶ夜の庄内川を見た。濁流がうねり、堤防の最上部に迫っている。流木が橋脚にぶつかるたび、「ゴン」と鈍い音が響いた。堤防で、汗だくになって土のうを積みながら思った。「水があふれたら、西枇杷島の人たちは死ぬ」
愛知、岐阜、三重の各県などで死者十人、浸水家屋約七万棟の被害を出した東海豪雨から、十一日で二十年となる。その水禍を振り返り、未来に生かすべき教訓を探った。
中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。
※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。
関連キーワード
"先" - Google ニュース
September 07, 2020 at 03:00AM
https://ift.tt/3by3Bj5
<水禍の先へ 東海豪雨20年>(上) 新人消防団員が直面したあの日 - 中日新聞
"先" - Google ニュース
https://ift.tt/2EFrXrO
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update


No comments:
Post a Comment