東京五輪の大会組織委員会は31日、開幕前や大会序盤に選手を予定通り練習会場に移送できないなどのトラブルが起きていたと明らかにした。バスの手配が間に合わなかったり、選手がバスを乗り間違えたりするケースがあったが、その後の運用の見直しにより、状況は改善したという。
組織委によると、23日の開会式前までは、選手団の練習日程の決定が当日未明にずれ込んだことにより、朝一番のバスの手配が間に合わないケースがあった。このほか選手村のバス発着所で選手が乗り間違ったり、運転手が競技会場でバスを着ける場所を誤ったりするといった問題もあったという。
組織委は練習会場に向かうバスの手配を前日夕までで締め切ったり、発着所に案内役を配置して乗り違えを防いだりするなどして運用を見直し、改善に努めたという。
選手や関係者の輸送は、1日最大でバス約2200台、乗用車約2700台の体制。運行管理には、車両の走行位置などの情報を地図上で管理し、混雑や運行の遅れを把握してリアルタイムに指示を出す輸送システムが活用されている。
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July 31, 2021 at 10:46PM
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五輪輸送、当初は混乱 組織委「状況は改善」 - 日本経済新聞
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