【ロンドン＝池田晋一】ロシア国営ガス会社ガスプロムは１６日、ドイツにつながる天然ガスパイプライン「ノルトストリーム１」について、整備を担当する独シーメンスに対し、稼働に必要なタービンの修理と整備の義務を果たすように求めたと明らかにした。
ノルトストリーム１は今月１１日から定期点検に入っており、ドイツへのガス供給を停止している。供給を担うガスプロムはこれまで、稼働に必要なタービンが対露制裁の影響で手に入らないと主張。欧州では、ロシア側が点検期間後もガス供給を再開しない可能性が懸念されていた。
ガスプロムはツイッターに投稿した声明で、「（整備を担う）シーメンスに対し、タービンをロシアに戻すために必要な書類を提供するよう正式に求めた」とした。タービンは一時的にカナダで修理されていた。
ただ、実際にタービンがパイプラインに届き、点検期間後にガス供給が再開するかどうかは不透明だ。
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July 16, 2022 at 08:19PM
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ドイツへの天然ガス輸送管、ロシア側が独企業に稼働に向けた整備要求…再開なお不透明 - 読売新聞オンライン
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