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リユース可能な梱包材を開発する「灰度環保(Huidu Environmental)」が6月28日、コールドチェーン(低温物流)向け輸送箱の新製品を発表した。同時に、リサイクル梱包材のエコシステム構築を進める目的で、複数の企業と戦略提携協議を締結した。
灰度環保は2017年8月に設立され、循環物流ソリューションの提供に注力している。繰り返し使える折りたたみの輸送箱や通い箱を発売した中国初の企業だ。独自開発したリユース可能なポリプロピレン製の輸送箱は、接着剤やテープを使わずに組み立てられる。同社のデータによると、輸送箱は最大50回以上繰り返し使用できるという。
現在、灰度環保が展開する商品は、ネット通販や宅配便、空港、量販店などで活用されている。これまでに使用されたリサイクル梱包材は800万個以上、リユース回数は2億回を超えており、二酸化炭素の排出削減効果は累計16万トンに上る。
このたび開催された発表会では、主に医薬品コールドチェーンに用いる最新の輸送箱「Cool Box」がお披露目された。この商品には使用済み輸送箱のプラスチックが再利用されている。商品が消費者に配達された後は、灰度環保が全国のサービスネットワークを利用して箱の回収とリユースを行う。
代表取締役の柴愛娜氏によると、近年ワクチンや医薬品を巡る医療事故が頻発し、医薬品を安全に届けるコールドチェーンの重要性が広く知られるようになったという。同社の新しい輸送箱は温度管理機能や冷却機能、GPSによる商品の位置特定と追跡機能を有しているほか、モジュール化設計により破損部品のみの交換が可能でコストを抑えられる。
柴氏は「リサイクルは単なる梱包材の問題ではなく、サプライチェーン体系の問題」だとし、環境に優しい梱包材の発売からエコロジーな配送の実現に至るまで、サービスモデルが非常に重要だと語った。
現在、リサイクル梱包材の分野にはリユース可能な輸送箱の規格が統一されていない、箱の回収システムが不十分、権威あるデジタル管理プラットフォームが不在、消費者のリユース意識の低さなど多くの課題がある。灰度環保では社内の組織構造を改善しながら、外部のパートナーとも協力してエコシステムの確立を進めている。
柴氏は次のように語る。「私たちは商品、運用、産業チェーン、環境配慮型のデータエコシステムを含むリサイクル梱包材の大きなエコシステムを構築し、企業のコストやリスクを低減したいと考えている。また環境汚染を減らし、資源不足を緩和することで、生態環境と経済社会の発展に貢献していきたい」。同社は新たな資金調達も進めている。
(翻訳・畠中裕子)
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