〇東日本旅客鉄道株式会社(以下、「JR東日本」)と株式会社ジェイアール東日本物流(以下、「JR物流」)は、新幹線を活用した高速・多量荷物輸送により、「物流の2024年問題」や「CO2排出量削減」、「地方創生」等、社会的な課題解決の一助を担うことを目的に、今年度2回目となるトライアルを実施します。 〇6月に実施した1回目のトライアルでは旅客営業列車を使用しましたが、今回初めて、臨時列車に荷物のみを積載し、車両基地間の輸送を実施します。新潟県・東京都内の新幹線車両基地での積み下ろしにより、前回を上回る、上り約700箱、下り約100箱の計800箱程度の積み込みを予定しています。 〇今後の新幹線による多量輸送の事業化を目指し、引き続き継続的なトライアルを実施していきます。 |
1. トライアル概要
実 施 日 :2023年8月31日(木)
輸送列車:上越新幹線 臨時列車(12両編成) ※一般座席販売は行いません
輸送区間:①上り列車 新潟新幹線車両センター 9:31発 → 東京新幹線車両センター 11:56着
②下り列車 東京新幹線車両センター 16:32発 → 新潟駅 18:48着
荷物搭載:①7~10号車(計4両) ②9~10号車(計2両)
輸送商品:①鮮魚、青果、菓子、酒類、生花、精密機器部品等 約700箱
②医療用医薬品、雑貨等 約100箱
※一部商品は途中駅で積み込み等も行う予定です
※搭載号車等は荷量により変更となる場合があります
<輸送イメージ>
2. トライアルにおける実証項目
新幹線車両基地での荷捌き等の実現や一連の業務の生産性向上に向け、以下項目について実証を行います。
(1)新潟・東京の新幹線車両基地での荷扱い(荷物搬出入、積み下ろし、荷捌き)の検証
車両基地を使用することで、従来の駅ホームでの作業に比べ、スペースと時間を十分に確保できます。また、本トライアルでは下り方面への輸送も実施するにあたり、東京の新幹線車両基地内における新幹線への積み込み等も行います。
(2)既存機材の使用による荷扱い業務の省力化検証
事業化に向けた荷扱い業務の生産性向上のため、車両基地内の既存機材(フォークリフトやターレットトラック等)を活用することで、人手不足を考慮した省力化を行います。
(3)客室輸送専用シッパー等の試用による荷扱い業務における生産性向上の検証
生花等の背が高い荷物を客室で輸送する際に対応が可能な新型シッパー等を活用することで、荷扱い業務における生産性向上を図ります。
3. 今後の展開について
2023年度中に新幹線車両基地を活用した多量輸送のトライアルを引き続き予定しており、次年度以降の事業化に向けて取り組んでいきます。
<「はこビュン」について>
速達性・定時性に優れ、環境にも優しいという鉄道の強みを活かし、JR東日本グループが展開している荷物の輸送サービスです。
鉄道によって地域とモノをつなぐことで、地域の魅力発信を行い、人々の豊かなくらしづくりや社会課題の解決に向けて取り組んでいます。「はこビュン」の具体的なサービスは以下をご参照ください。
http://www.jrbutsuryu.jregroup.ne.jp/business/shinkansen.html
(参考)第1回トライアル 2023年5月17日 ニュースリリース
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230517_ho01.pdf
※天候や漁獲・収穫状況および道路や列車の運行状況等により内容は変更となる場合があります
※輸送日や輸送商品、納品先等は予告なく変更となる場合があります
※本件プレスリリースに使用している画像・イラストはイメージです
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August 09, 2023 at 12:00PM
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新幹線荷物輸送「はこビュン」による車両基地間の輸送トライアルを実施します~新幹線による多量輸送の事業化 ... - PR TIMES
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