パレスチナ自治区ガザを巡る情勢の緊迫化を受け、邦人ら46人を乗せてイスラエルを出発した航空自衛隊の空中給油・輸送機「KC767」が3日午後6時45分頃、東京・羽田空港に到着した。自衛隊機によるイスラエルからの邦人の退避は2回目となる。
防衛省によると、同機に搭乗していたのは、邦人20人と韓国人15人、ベトナム人4人、台湾人1人、それらの外国籍の家族6人の計46人。2日夜にイスラエルの空港を出発していた。
入国審査を終えたテルアビブのダンサーの女性(31)は、空港の到着出口で母親と再会し、抱き合って喜び合った。
女性は7年前からイスラエルに住んでいたが、最近は一日に2~3回、サイレンが鳴ってシェルターへ避難する日々を過ごしていたという。近所の建物に着弾したこともあり、帰国を決めた。
「家族に会えてホッとしているが、パートナーや友人は現地にいるので、複雑な思い。危険はないと信じているが、彼らの精神的な負担が心配だ」と語った。
戦闘が激化する中で、自衛隊は10月20日、1回目のイスラエルからの邦人輸送を実施した。引き続きイスラエルの隣国ヨルダンとギリシャに空自の「C2」輸送機を1機ずつ待機させており、不測の事態に備えている。
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November 03, 2023 at 05:01PM
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イスラエル退避の邦人ら46人、空自輸送機で羽田に到着…母親と再会した女性「ホッとしている」 - 読売新聞オンライン
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