日立建機はオリジナルデザインのコンテナを使った鉄道輸送を開始した。ナブテスコの西神工場(神戸市西区)から日立建機の茨城県地区の拠点に納入する建設機械・鉱山機械用部品の輸送ルートで、従来のトラック輸送から切り替えた。兵庫県と茨城県間を月2往復の頻度で運行予定。オリジナルデザインと別に、一般のコンテナでも同頻度の鉄道輸送を計画しており、合計で年間二酸化炭素(CO2)排出量の約43トン削減を見込む。
鉄道輸送で使うオリジナルコンテナは、建機と鉱山機械に親しみを持ってもらうことをコンセプトに、日立建機のコーポレートカラーを塗装した仕様。前面と背面に油圧ショベルのイラストをあしらった。
今回の取り組みで輸送する部品は、大型油圧ショベルに搭載するコントロールバルブなど。ナブテスコの西神工場から日立建機ロジテック(茨城県土浦市)の「土浦第二物流センタ」(同)までの約700キロメートルの距離を鉄道コンテナ輸送に切り替えることで、CO2排出量を削減するほか、トラック運転手不足の改善への貢献も図る。
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