Monday, January 13, 2020

100年先の未来をデザインするプロダクト(WIRED.jp) - Yahoo!ニュース

TEXT / SINGLE TRENCH COAT

どこで誰がどのようにして育てたものか。生産者の顔や履歴が見える「Farm to Table」なるカルチャーが食文化に浸透しつつある。自らの口に入り、血となり肉となるだけに、その意識は高くなるのも頷ける。

“永遠に完成しない”サステナブルなスピーカー

では、洋服においてはどうだろうか。いま身にまとっている服の生地や糸を誰がどのように生産したものなのか、そしてそれらがどのようなプロセスを経て形となっているのかを意識する人は、まだまだ少ないのではないだろうか。

いま、日本のアパレル産業から廃棄される衣類の量は、年間で約100万トンとも言われている。大量生産大量消費の経済活動が曲がり角にきたいま、エシカルであること、サステナブルであることは、ファッションにおいても例外ではないのだ。

Textは「Farm to Closet」を標榜し、デザイナー自身がアルゼンチン、ペルー、インド、モンゴルなど、さまざまな土地を巡り、納得のいく素材と生産方法を用いて服づくりを行なうブランドだ。

食の世界では当たり前のこととなった素材と生産プロセスを“見える化”するトレーサビリティを、ファッションの文脈に取り入れ、アパレル産業の現状に一石を投じようとしている。

その手間こそが、洋服に物語を宿し、長く愛着をもって着続けられるものとなるに違いない。

GLOBE-TROTTER / AERO 2 CABIN CASE

SF映画のなかで描かれていた宇宙旅行が遠い未来の話ではなく、いよいよ現実味を帯びてきている。ならばトラヴェルケースも宇宙仕様にアップデートしたい。

人工衛星やロケットなどに使用される最先端の素材である「カーボン・コンポジット」をベースに、東レ・カーボンマジック社の協力のもと、グローブ・トロッターが独自に開発した「AERO Carbon(エアロ・カーボン)」でつくられたトラヴェルケースはどうだろうか。

最先端の素材を使えど、グローブ・トロッターの繊細な佇まいはそのままに、カーボン・コンポジットの特性である、軽量でありながら、高強度、弾力性、耐衝撃性を兼ね備えた、まさに宇宙旅行仕様のトラヴェルケースに仕上がっている。

グローブ・トロッター愛用者の期待を裏切ることなく、見事なまでにアップデートを果たしている。その革新性は、グローブ・トロッターの歴史そのものとも言えるのではないだろうか。

19世紀の最新素材といわれた、特殊紙を何層にも重ねてコーティングした「ヴァルカン・ファイバー」を用いてトラヴェルケースづくりを始めたグローブ・トロッターは、このエアロ・カーボンという現代の最新素材で次なる100年の旅をデザインする。

TAKAFUMI YANO

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