財務・人事川崎近海汽船が1月31日に発表した2020年3月期第3四半期連結決算は、燃料油価格の下落に伴い調整金収入が減少した影響で売上高が前年同四半期比1.8%減の340億4700万円となった。
一方、一部船舶の耐用年数を変更したことで減価償却費が減少、燃料油価格の下落も増益要因となり、本業の儲けを示す営業利益は20億7700万円と36%増加した。四半期の最終的な儲けを示す純利益は、内航船1隻を売船して固定資産売却益を計上したことなどにより、16.2%増益の16億2800万円で着地した。部門利益は、近海部門が5400万円の損失、内航部門が36.5%増益の18億6600万円。
フェリー輸送は八戸-苫小牧、宮古-室蘭の両航路で旅客、乗用車の利用が大幅に増加したものの、トラックの輸送量は両航路合わせて前年同期並みにとどまった。宮古-室蘭航路は「宮古港発着のトラック輸送量に増加の兆しが見られない」として、収支改善を理由に3月いっぱいで宮古寄港を休止、4月1日から八戸-室蘭航路で運航する計画。
通期は売上高450億円(前期比1.6%減)、営業利益19億円(5.3%減)、純利益14億5000万円(14.6%減)と減収減益を見込む。
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January 31, 2020 at 03:03PM
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川崎近海3Q、フェリーのトラック輸送前年並み - LogisticsToday
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