Tuesday, January 14, 2020

オニオンチップの先にある「政治」 女性が向き合う現実 - 朝日新聞

 2018年に大規模な地震と津波に襲われ、4千人超が犠牲になったインドネシアのスラウェシ島。同島のシギ県でも大きな被害が出た。今でも大勢の人たちが仮設住宅で暮らしている。

拡大する写真・図版オニオンチップ作りに精を出す女性たち=インドネシア・スラウェシ島シギ

 9月に同地を訪れた。仮設住宅の近くでは、十数人の女性が地元の名産であるタマネギを利用したオニオンチップを作っていた。ジャカルタを拠点とする災害救援のNGO「アクシ・チュパット・タンガップ」が後押しする活動だ。タマネギを洗い、皮をむき、刻んで乾燥させる。単純作業だが、ていねいに心をこめて作っている様子が見て取れた。

 担当スタッフは「多くの人がトラウマを抱え、何もしないと災害を思い出してしまう。でも、ここで作業に取り組んでいれば収入が得られるだけでなく、みんなで励まし合い、寄り添い合って回復していくことができる」と話す。

 当たり前の暮らしが突然奪われてしまう自然災害。そこでの不自由な暮らしから立ち上がり、日常を取り戻していく過程は、災害関連のみならず多くの社会的な課題に向き合い、それらをみぢかに感じ取るきっかけにもなる。たとえそれがすぐに「政治」に直結しなくても、それまで考えてこなかった地域や社会の問題にいやが応でも向き合わざるをえない、そんな道のりを歩むことになるからだ。

 オニオンチップ作りの女性たち…

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