20年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会は10日、都内で会見を開いて、大会関係者車両ルートに設置する道路標識と看板のデザインを発表した。白地にピンク色で選手バスと「TOKYO 2020」が書かれたもので、全国で約3400カ所(看板2200カ所、道路標識1200カ所)に設置される。

関係車両が通行するオリンピック・ルート・ネットワーク(ORN)は、東京圏で約840キロ、地方で約520キロの合計約1360キロが設定される。その中で警察による取り締まりの対象となるのは専用レーン4・3キロ、優先レーンは19・8キロ。それ以外の取り締まりの対象とならない大部分のルートに、今回の道路標識と看板が設置される。

組織委輸送局輸送企画部の斎藤勝久部長は看板などがあるレーンについて「ご利用を控えていただく、時間をずらしていただく、一時駐車を控えていただけるとありがたい」と説明。道路標識と看板は2月から6月までの間に設置する。

取り締まりの対象となる専用レーンはピンク色の実線が、優先レーンはピンク色の破線が、道路の中央に描かれる。それに加えて警察が別個で設置する看板により、周知する形になる。

ORNは7月下旬からのスタートで調整している。