新型コロナウイルスによる肺炎問題で、中国・武漢市からの帰国者を受け入れた千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」では感染防止とともに、帰国者の健康管理が課題となっている。外に出られず、食事は自分の部屋で弁当という不自由な滞在生活。2日からは、弁当のメニューの見直しが図られた。
政府のチャーター機第1便で1月29日に帰国し、ホテルに入ったのは191人。感染判明による入院や相部屋解消の移動があり、現在は178人が滞在している。現地で対応にあたる福島靖正・国立保健医療科学院長は2日、報道陣に帰国者たちの様子を説明した。
これまでの弁当では野菜や果物、乳製品が足りなかったとして、2日の朝食の弁当にサラダを加えた。3日の昼食にはサラダと牛乳を提供する予定という。
経過観察の滞在は13日まで続く見通しで、感染の有無を確かめるため、期間中に再検査を受けてもらう方針も示された。福島院長は「現時点で発熱や呼吸器症状を訴える人はいない。食事の栄養に気を配るなど、身体・精神面においてサポートしていきたい」と話した。
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ホテル滞在の帰国者、健康管理に課題…弁当メニュー見直しも - 読売新聞
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