「夏には鮮やかな花火を上げたい」。コロナ禍の終息を願い、天日干し作業に汗を流す鈴木麻衣子さん(右)=湖西市の三遠煙火で |
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穏やかな好天の下、土色のクラフト紙に包まれた大小さまざまな花火玉を転がす。乾燥むらをなくすためには欠かせない。湖西市梅田の三遠煙火で始まった天日干し。新型コロナウイルスの終息を願いながらの作業が続いている。
例年、春先には県内外に花火を届けているが、イベントの自粛や中止で、四月の受注分はキャンセルが相次いだ。代表の小口友義さん(69)は「本格的な花火シーズンとなる夏以降も心配」と顔を曇らす。リーマン・ショック、東日本大震災で花火業界を取り巻く環境は苦難が続いた。でも、新型コロナのまん延は「まだ終わりが見えない」。
広々とした乾燥場で黙々と天日干しを続けるのは同社唯一の女性花火師の鈴木麻衣子さん(36)。「不安いっぱいの人は多いはず。だからこそ、伝統の花火で夢を届けたい」。作業台で汗を流しながら笑顔を見せた。
ごう音とともに夜空を彩る花火には、世の中の不安を吹き飛ばす職人たちの熱い思いがこもっている。
写真、文・袴田貴資
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April 21, 2020 at 03:10AM
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