道内で９つのホテルを展開している大阪の会社が２７日、裁判所に民事再生法の適用を申請しました。新型コロナウイルスの感染拡大でキャンセルが相次いだことによるもので、負債総額は１５７億円余りにのぼります。
大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申請したのは大阪市に本社がある「ＷＢＦホテル＆リゾーツ」です。
会社や弁護士によりますと、この会社は観光地を中心に道内の９つを含む２７のホテルを展開し、主に外国人旅行者の需要急増を取り込んで売り上げを伸ばしてきました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で外国人旅行者が急激に減少したことに加えて、外出自粛によって学生の卒業旅行などのキャンセルも相次ぎ、売り上げが減少しました。
会社としては自力での事業継続は難しいと判断したということです。
負債総額は１５７億円余りにのぼるということです。
信用調査会社「東京商工リサーチ」によりますと、新型コロナウイルスの影響による経営破綻の負債総額としてはこれまでで最も大きいということです。
道内の９つのホテルのうち札幌市中央区南２条のホテルを含む５つはすでに休業し、現在も営業しているのは札幌市北区の１か所のほか、旭川、函館、釧路にある合わせて４つだけです。
来月１日からはさらに函館と釧路が休業し、営業を継続するのは札幌市北区と旭川の２つのみだということです。
「ＷＢＦホテル＆リゾーツ」は「支援を表明している企業がおり、交渉の上、事業の再建を図りたい」とコメントしています。
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April 27, 2020 at 01:32PM
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ホテル展開会社が民事再生法申請｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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