Saturday, April 4, 2020

寒冷地での生活が体験ができる、メムアースホテル。【注目サステナブル・ファーム Vol.3】 - VOGUE JAPAN

その土地固有のサステナビリティとは?

レセプション兼レストランは建築家の伊東豊雄が牧草庫だったD型ハウスをリノベーションした建物。

十勝平野・芽武の5万6000坪の広大な敷地に建築的に目を引くユニークな建物が点在するメムアースホテル。競走馬の育成牧場に2011年以降、国際建築コンペのグランプリを獲った実験住宅が計8棟建てられた。2018年、新たにホテルとしてオープン。現在では、実験住宅のうち隈研吾らによるヴィラ5棟と、牧草庫をリノベーションした建物などが宿泊施設、バー、食堂やレセプションとして新たな役割を得ている。プロデューサーの佐藤剛史さんに話を伺った。

国際建築コンペの審査委員長を務めた建築家の隈研吾によりプロトタイプとして設計されたメーム。アイヌ民族の住宅チセをイメージした構造で、この土地固有の文化を継承していると言える。

これらの実験住宅は「地域性を高いデザイン性で表現している。造っては壊し、造っては壊したいと思わせない。それもひとつのサステナビリティですよね」と佐藤さん。

「芽武は冬の最低気温がマイナス30度、夏の最高気温が30度という苛酷な環境です。ここで寒冷地に暮らすための持続可能な住宅を考えようということで、国際コンペを開催したんですね。優勝作品にはそれぞれ寒冷地に適したサステナブルな工夫がなされている。それらを体験できる場として、宿泊施設にしました」 

馬と暮らす家、バーンハウス。室温の上でも、アニマルセラピー的な意味でも、馬のいる温かさを感じる宿泊体験ができる。

競走馬牧場だった歴史も踏まえ、馬と泊まれるバーンハウスがあったり、牧場では馬とふれあうこともできる。サステナビリティというととかく未来や次世代に意識が向かいがちだが、それはいまここに残っているものをどのように活かすかを考えるところから始まるのかもしれない。

「サステナビリティのなかでも、その場所の固有性をどれだけ大切にするか、地域資源とどう共存するかを特に意識しています」  

ただ北海道の大自然とふれあうだけではない、ほかでは決して味わえない体験ができそうだ。 

メムアースホテル(MEMU  EARTH HOTEL)
北海道広尾郡大樹町芽武158-1
memu.earthhotel.jp

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Text: Yoshiko Yamamoto Editors: Maki Hashida, Shizue Hamano

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