2020/07/10 21:06 ウェザーニュース
今回の大雨では、特に九州などで総雨量が多くなっていることが特徴となっていて、これは大量の水蒸気輸送が続いていることが原因とみられます。
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福岡県や長崎県などの大雨特別警報が出た地域でも、総雨量が平年の2倍以上となっています。
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このため、インド洋では雲の発生・発達が起こりやすい状況で、その反動で相対的に、フィリピン付近の北西太平洋では下降気流が強まりやすくなっています。
下降気流が強まっている状況は高気圧に相当し、太平洋高気圧が普段よりも西側にも張り出すことに繋がっているものとみられます。
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これらの影響に加え、上空のジェット気流の蛇行により日本の西に気圧の谷が顕在化し、日本付近で雨雲を発達させやすい状況となっていることも理由のひとつです。
特に今回の一連の大雨では、運ばれてきた水蒸気の量やその空間的・時間的な輸送密度(水蒸気フラックス)が際だって多いことが特徴です。継続的な大量の水蒸気の供給は、次々に雨雲を発達させ非常に危険な状況を作り出します。
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来週になると多少前線の南北の動きが大きくなって、同じ場所に停滞する危険な状況は減る可能性がありますが、雨雲の発達しやすい状況は変わらない見込みです。
これまでに被害を受けた地域では、雨で復旧作業に支障が出るほか、多少の雨でも洪水や土砂災害に繋がるおそれがあるため、身の安全を第一に考えるようにしてください。
また、これまでに被害の発生していない場所でも今後災害が発生するおそれがあります。危険な状況になってからでは避難は間に合いません。これまで大丈夫だったからと他人事にせず、早めの避難を心がけてください。
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暖かく湿った空気による不安定化とありますが、それ以上に水蒸気の量・輸送(フラックス)そのものが際立って多かったのが特徴ですので、そのようにしてもらった方が良いかなと思います。
さらに内容を加えるとすると上空ジェットの蛇行、朝鮮半島付近には気圧の谷が下りてきていて(西谷、一方で日本の東でリッジ=こう気圧性循環を強めている)、というところも加えてもと思いましたが、長く内容は複雑なので水蒸気系に絞っていいかなと思いました。
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