新型コロナウイルスの影響で宿泊客が減少し、経営に打撃を受けたなどとして滋賀県彦根市内の２つのホテルが、１５日、営業を終了しました。
営業を終了したのは、いずれも彦根市に本社を置くスーパー「平和堂」の子会社が運営する「グランドデュークホテル」と「ビジネスホテル芹川」です。
「グランドデュークホテル」は、ＪＲ彦根駅から徒歩３分で国宝・彦根城が見えるホテルとして、毎年１万人ほどが訪れたほか、「ビジネスホテル芹川」も４２室を備え、ビジネスや観光で利用されていました。
運営会社によりますと、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めたことし２月以降、宿泊や宴会のキャンセルが相次ぎ、売り上げは例年の１割ほどにまで落ち込んだということです。
ことし５月から２つのホテルの営業を取りやめ、再開に向け準備をしてきましたが、いずれも創業から４０年近く経過し、施設が老朽化していることや、新型コロナウイルスの終息が見通せないことから、事業の継続は難しいと判断し、１５日閉鎖しました。
６０人いる従業員のうち希望者は、平和堂のグループ会社で再雇用するということです。
県内では大津市で「ロイヤルオークホテル スパ＆ガーデンズ」を運営していた会社が、新型コロナウイルスの影響で、ことし４月に倒産するなど、観光業や宿泊業への支援が課題となっています。
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July 15, 2020 at 11:20AM
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コロナ影響 彦根の２ホテル閉鎖｜NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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