取材先でICレコーダーを取り出したところ、相手の男性に「録音はやめてくれ。後で聞いて、都合のいい部分を切り取られては困る」と制止された。「話を切り取る」とは、メディア批判でよく使われる言葉だ。「誤解がないか、後で確認するために録音したい」と食い下がったが、納得してくれなかった。
新聞記者になった四半世紀前に比べると、取材現場で録音することが増えた。他方、記事のインターネット配信も当たり前になった。いったんネット上に流れると、拡散され、半永久的に残ることも。記事を書く際に、より慎重になった理由の一つだ。
男性の取材は雑談も含めて1時間半に及んだ。掲載した発言内容は90行の記事のうちの数行。「切り取り」と映るかもと案じたが、後日、男性に会うと「いい記事だったね」と声を掛けられた。発言の真意を見極めることの大切さを、男性の笑顔が改めて教えてくれた。 (宮崎省三)
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August 07, 2020 at 08:47AM
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取材先でICレコーダーを取り出したところ、相手の男性に「録音はやめてくれ… - 西日本新聞
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