Lain Kali: ３５０万円が使途不明愛知県ホテル・旅館組合豊橋支部の運営費

Tuesday, December 22, 2020

　ホテルや旅館が加盟する愛知県ホテル・旅館生活衛生同業組合豊橋支部で約三百五十万円の使途不明金があることが、関係者への取材で分かった。支部は前支部長の六十代の男性が詳しい事情を知っているとみて、対応を検討している。

　関係者によると、使途不明金があるのは二〇一六年五月〜一八年七月の間。前支部長が通帳と印鑑を管理していた金融機関の口座から複数回にわたり、現金が引き出されていた。

　前支部長が総会を開かない年が続いたため、支部員が不審に感じて調査を進めたところ、使途不明金の存在が浮上。支部は一八年十二月に前支部長を解任している。

　支部は昨年末、分割で支払いを求める督促状を前支部長に送付したが、返答はないという。前支部長は支部の調査にも回答していない。本紙は前支部長が経営する宿泊施設を通じて説明を求めたが、返答は得られなかった。

　支部には、豊橋市内の約十の宿泊施設が加盟。使途不明となっているのは加盟施設が支払っている支部の運営費用分だという。

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