運営会社の廃業で事業停止中となっている北塩原村の「桧原湖遊覧船」が、８月をめどに運航を再開する見通しとなった。同村の裏磐梯レイクリゾートを運営するグランベルホテルが遊覧船２隻を取得し、裏磐梯のシンボル復活を目指す。
遊覧船は定員２００人の「あづま丸」と定員１５０人の「ばんだい丸」で、これまで４月下旬～１１月上旬に桧原湖を周遊するコースを１日数便運航していた。
しかし、新型コロナウイルスの影響で客足が減り、運営会社の磐梯観光船（猪苗代町）が昨年６月に廃業。譲渡先が見つからなければ、廃船の恐れがあった。
グランベルホテルは運航再開に向けて遊覧船の操縦を担っていた磐梯観光船の従業員を採用したほか、湖畔の桟橋などの遊覧船乗り場も利活用する方針だ。桧原湖は磐梯朝日国立公園に立地しており、環境省への許認可手続きも進める。
教育旅行誘客、活性化を
親会社で総合通販業を展開するベルーナ（埼玉県）の浅沼泰匡取締役は５日、「遊覧船はホテルへの相乗効果が期待できる。教育旅行の誘客も図り、地域を活性化したい」と述べた。裏磐梯レイクリゾートの安田昌史支配人、星崎諭営業本部課長が同席した。
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March 06, 2021 at 06:43AM
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