Wednesday, April 28, 2021

シリーズ・楽しむホテル(1) NYのアートシーンにインスパイアされたラグジュアリーライフスタイルホテル「キンプトン新宿東京」 - 新公民連携最前線

東京都庁がある西新宿エリア。そこに2020年10月、新型コロナウイルスの影響で当初の開業予定より半年ほど遅れて、「キンプトン新宿東京」がオープンした。IHGホテルズ&リゾーツのラグジュアリーライフスタイルブランドで、日本初上陸となるブランドだ。どんな魅力を持ち、滞在中にどのような体験を得られるホテルなのか。キンプトン新宿東京の総支配人、ネイザン・クック氏に聞いた。

ゲストとスタッフが深くつながる

 JR新宿駅南口から甲州街道を歩いて約12分、都庁前駅(都営大江戸線)や初台駅(京王新線)からも近い西新宿3丁目交差点近くに「キンプトン新宿東京」は建つ。周辺は、パークハイアット東京や文化服装学院、東京オペラシティ、新宿中央公園や代々木公園などがあるエリアだ。

スタイリッシュな17階建てのホテル。甲州街道沿いにメインエントランスが、公園通り沿いにパーキング兼用のエントランスがある

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 「キンプトンホテルズ&リゾーツ」は、ブティックホテルのコンセプトをアメリカに初めて導入した業界のパイオニア的存在。「キンプトン新宿東京」はブランドの日本第一号ホテルとなる。ブティックホテルとは、クリエイティビティあふれる、テーマ性に富んだ独創的なホテルを指すカテゴリーだ。その先駆者であるキンプトンホテルズ&リゾーツは現在、世界各地で70を超えるホテルを展開している。その第一号は1981年、米国のサンフランシスコで誕生した。まずは、その経緯からネイザン氏に聞いてみよう。

 「創業者であるビル・キンプトンが、ヨーロッパへ旅行に行ったときのこと。小規模なブティックホテルやB&B、そしてそれらとは対照的な大きなホテルにもいくつか宿泊をしたそうです。各ホテルで、どれだけ“パーソナルな体験”が得られたか。そこに注目すると、大きなギャップがあった。この気づきが基となって、ビル・キンプトンは、『お客さまが家に帰ってきたかのように感じられるブランドをつくりたい』と決心したといいます」(ネイザン・クック氏、以下同)

 そのために重要なのが、ホテルチーム(スタッフ)の存在だ。

 「お客さまが家に帰ってきたかのように感じられるブランドであるためには、お客さまと深くつながり、交流することがとても大切です。初めての滞在も、そしてその次の滞在も、より“パーソナル”でもっと個性的なものになるよう、世界各国のキンプトンのスタッフとも連携してサービスを提供するよう心がけています。そうしたホスピタリティが、『とんでもなくパーソナルな体験』の提供につながっていくのです」

インタビューに答えるネイザン・クック氏

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ニューヨークで体験するようなアートとの出会い

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館内1階には、ニューヨークスタイルのカフェ&バー、アロマの香りが漂うコンセプトストアがある(写真提供:キンプトン新宿東京)

キンプトンの創業の想い「Welcome home」にちなんで、さまざまな国の言葉で表現された猪本大介さんの作品「OKAERI」。1階ロビーにあり、ホテルに入るたび「おかえり」と迎えてくれる(写真提供:キンプトン新宿東京)

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 キンプトン新宿東京の魅力のひとつとして挙げられるのが、あらゆる面におけるデザイン性の高さだ。デザイン会社のロックウェル・グループが、客室や施設などホテルのデザインを担当。そこへさらに独創性をもたらしているのが、「NY meets Tokyo」のコンセプトのもとに起用された、ニューヨーク・マンハッタンのイメージとフィットする20名以上の国内外のアーティストたち。

 「ニューヨークには、ロックフェラー・センターやMoMA(The Museum of Modern Art)など、アートを感じられる場所がまちにたくさんあって、アートがすごく好きな人も、そうでもない観光客も、多くの人がアートに触れることができます。そんなニューヨークでの、例えばギャラリーに行ったときのような感覚を、日本にいながら楽しめるようにしたい。そうした想いがこのホテルにはあふれています」

 出迎えてくれるスタッフが履くスニーカーに「LOVE & PEACE」のペインティング。これは湘南出身のSHETA(シータ)さんが一足ずつ手描きしたもので、スタッフそれぞれへのメッセージにもなっている。さながら、スタッフもアートの一部というわけだ。

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(左)右足に「LOVE」、左足に「PEACE」
(右)1階にあるコンセプトストア。SHETAによって、キンプトン新宿東京のために描き下ろされた作品も販売されている

 ホテルの客室総数は151室。3階から13階に設けられている。

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プレミアスイートキングの内観(写真提供:キンプトン新宿東京)

客室へ向かうエレベーター。扉が開くとそこにもアートが。ホテルの前を走る甲州街道が、やがて山梨にたどり着くことに着想を得て、山脈をモチーフに描かれたものだ

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 客室内もアートに満ちている。幕の内の弁当箱をイメージしたというクローゼットの中には、円のみで構成された図柄が特徴的な高橋理子さんデザインのモダンな浴衣や、lululemon製のヨガマットなどが全室に用意されている。

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(左上)クローゼットはあえて見せる仕様(写真提供:キンプトン新宿東京)
(右上)かんざしをイメージした照明は各室共通だ
(左下)客室内で小さなアートを発見する楽しみも
(右下)タブレットからさまざまなオーダーができる

 14階から17階は宴会場だ。16階には、ウェディング、アートエキシビション、ソーシャルイベントなど各種のイベントに対応するマルチファンクションスペース「ザ・ギャラリー」がある。アフター・コロナの時期が来たら、アートイベントやファッションショーなどが再開できればと、企画を温めているという。

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(左)イベントに合わせて変化する「ザ・ギャラリー」(写真提供:キンプトン新宿東京)
(右)イベント開催時は椅子を取り払い、広々とした空間でアートを楽しむことができる(写真提供:キンプトン新宿東京)

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April 28, 2021 at 09:16AM
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