新型コロナウイルス感染拡大の影響で、宿泊業の経営破綻や開業延期・中止などのニュースが続いている。訪日外国人旅行者の激減も主因となり、今期のホテルや旅館の経営破綻は74件(東京商工リサーチ/3月26日現在)で、飲食業・建設業に次いで多い水準となっている。経営破綻には至っていないものの、休業やホテルや旅館を売却するケースも枚挙に暇が無い。 【画像】1泊10万円超の高級ホテル そのような中、新規開業が目立ち鼻息荒いのが“高級”といわれるホテルや旅館だ。そもそも高級宿とは何をもって高級とするのか、全国に5万軒超あるとされる宿泊施設だが、「高級宿」とカテゴライズできるのはどのくらいなのだろうか。高級の定義は個々人の印象という部分もありなかなか難しいが、高級宿について利用者のメルクマールとして身近なのが宿泊予約サイトだ。 高級ホテルや旅館の予約サイトとして知られる「一休.com」で国内全体の掲載軒数を調べると5500軒超表示された。例えば、3月の繁忙日と思われる3月20日で、1人あたり3万円以上という条件で検索してみると全国で765軒が該当。素泊まりでの検索だったが2人で6万円、飲食を含めると10万円近くになる。実際、このところ開業した高級施設では10万円クラスの宿が際立つ印象がある。 果たして勝算はあるのか、ある種ベールに包まれたそのような宿の実際はどうなのだろうか。全国の観光地、宿泊施設にとって首都圏は大きなマーケットといわれるが、東京からも気軽に行ける伊豆・箱根の宿は「高級」といわれる施設が目立つ。
えっ、高級車「マセラティ」での送迎?
2020年11月に開業した「HAKONE NICA」(神奈川県箱根町)は、“箱根の自然に包まれたラグジュアリーホテルで過ごす理想的な、非日常”をコンセプトにする。宮城野の国道から脇道を入り、かなり坂を上がった場所に位置するため隠れ家度も高い。アクセスは箱根登山鉄道強羅駅より車で10分、ホテルからの送迎もあるが、車は高級車「マセラティ」を使用している。 ロビーに入った瞬間、オープンエアーの開放的なロビーラウンジが広がる。正面の山腹に臨む強羅温泉や早雲山、富士山眺望に圧倒されているとスマートにシャンパンが振る舞われる(ウェルカムドリンクは数種類あり)。料金はオールインクルーシブ(食事やアルコールも含め宿泊料金に含まれる)とした。客室は3タイプ8室、全室源泉かけ流し温泉&テラス付きで約50平方メートル。この価格帯のクラスにしては狭めの印象だが、眺望を確保するため場所を選んだ建設ということで、最大限可能な客室面積を確保したという。 とはいえ実際にステイしてみると、さまざまな滞在シーンを想定しつつ家具の配置などもよく計算されている。それら質感の高さをはじめ厳選されたアメニティなどもあり、快適に過ごせるように配慮されている。予約サイトなどの口コミも概して高得点。具体的な数字は出せないが緊急事態宣言期間を除き驚くべき稼働率を誇る。実勢料金を調べてみると1泊(2人1室)11万~12万円(オールインクルーシブ)であった。 総支配人の岩月晃史氏は「全8室でスタッフ8人という規模だからこそ、行き届いたサービスとホスピタリティの提供を可能にする」と自信を滲ませる。リピーターが多いことも特徴だといい、開業して5カ月ほどだがリピーター率は4割近くを占める。「1週間後に再び予約をいただけるゲストも珍しくない」(岩月氏)というから驚きだ。
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April 28, 2021 at 04:05AM
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1泊20万円超も コロナ禍なのに高級ホテルが続々開業するワケ(ITmedia ビジネスオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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