
新型コロナウイルスの感染が県内でも急拡大する中、病床の逼迫(ひっぱく)から、入院ではなく宿泊療養や自宅療養となる軽症や無症状の患者が増えている。新型コロナに感染し、現在ホテルで宿泊療養をしている会津地方の40代の飲食店経営男性が13日、福島民友新聞社の電話取材に応じ、体調やホテル暮らしの現状を語った。
「味覚がない中、一番つらいのは食事。揚げ物中心の弁当が続き、栄養が偏らないか心配だ」
男性が宿泊療養を始めたのは8日。37.5度ほどの微熱があったため、連休明けに医療機関でPCR検査したところ、7日に陽性が判明した。県の保健所から詳しい症状の聞き取りとともに医療体制逼迫の説明があり「軽症に該当するので宿泊療養施設になります」と話があった。
宿泊療養初日、発症当初にあった熱や倦怠(けんたい)感などの症状はなくなったが、夜から味覚の異常を感じた。翌日の朝食からはにおいも感じなくなり「これがコロナか」と実感した。
食事は連日同じような弁当が届く。弁当に果物など新鮮なものはなく「療養中に体調を崩さないか」と心配になる。味覚障害のため食欲も湧かない。味覚は少しずつ戻ってきているが、弁当を食べるのは依然つらく、最近は、朝食にヨーグルトなどをお願いするようにしている。
ホテルの一日は、朝食を受け取りに1階へ向かうところから始まる。廊下でほかの人に会わないよう、生活支援員から電話を受けてから取りに行く。差し入れなどは原則禁止なので我慢するしかない。
午前9時と午後3時に検温などをし、健康管理表の「頭痛」「味が分からない」などの項目に記入。それぞれ30分後に看護師から電話があり体調を伝える。体調不良になった場合は、スマートフォンで医師から遠隔診療を受けることができる。
外出は厳禁。廊下に無断で出るのも電話で注意されるので、事前に連絡が必要だ。部屋で一日過ごすのは退屈だが、スマートフォンで友人と連絡を取ったり、パソコンを使ったりして気を紛らわせている。お酒やたばこも当然禁止だ。
検体採取日から10日間のうち最後の3日間にせきや発熱などがなければ退所できる。男性は「誰でも感染する可能性があり、違和感を抱いたら早めに医療機関を受診することが大事。感染した際、家族や友人を守るため正直に行動履歴や接触者を伝えることも大切だ。隠せば、そこからまた感染が広がる」と強く訴える。
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May 14, 2021 at 06:32AM
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