東京五輪・パラリンピック組織委員会の神田昌幸輸送局長は３１日、記者会見し、開幕前や大会序盤に「輸送に負荷がかかって課題が生じたのは事実」とした上で、必要な対策を講じ「今は極めて順調に実施されている」との見解を示した。
神田氏によると、練習日程の決定が当日未明までずれ込んだため、朝一番のバスの手配が間に合わないケースがあった。選手村のバス発着所での乗り間違いや、運転手が競技会場でバスを着ける場所を誤るといった問題も起きたという。
国際競技連盟や各国・地域選手団の関係者らを運ぶ乗用車は、試合後に想定以上の利用者がいたため、台数が足りなくなる事態が起きた。ボランティアの運転手が姿を見せないこともあり、プロの運転手を増やすなどして対応している。
今大会で新たに導入したＩＴを駆使した運行支援システムは「習熟に少し時間を要した」という。
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July 31, 2021 at 05:50PM
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