Lain Kali: 「温泉もある、安心して過ごして」コロナで休業のホテルも避難所に＜熱海土石流＞

Tuesday, July 6, 2021

５５人が避難しているホテルニューアカオ＝静岡県熱海市で

　静岡県熱海市の土石流では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休業していた熱海市内の観光ホテル２施設が、被災した人たちの避難所となっている。

　ホテルは、市中心部の熱海ニューフジヤホテルとホテルニューアカオで、それぞれ５０７人、５５人の住民が避難している。

　ホテルニューアカオには、土砂災害の危険がある場所に建つ介護施設の入所者や職員らが避難。さらに大浴場を開放し、県外から救助活動に来た警察官らが無償で汗を流したほか、被災者向けの炊き出しや洗濯機の貸し出しもした。

　同ホテルは５月２３日～７月２１日の予定で休業中。災害発生の翌４日朝、市に施設の活用を申し出たという。運営会社の広報担当、矢部詩織さん（３３）は「熱海にある施設として協力したい。従業員総出で対応している。客室も温泉もあるので、安心して過ごしてもらいたい」と話す。　（河北彬光）

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