東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は1日、ITを駆使した最新の大会輸送システムの詳細を公表した。選手らを運ぶバスの運転手にはタブレット端末を配布。円滑に目的地に送り届けられるよう、全地球測位システム（GPS）を使って走行位置や遅延の状況もリアルタイムで把握できるようにする。
大会輸送では1日最大でバス約2200台、乗用車は約2700台の運行が予定されている。タブレットを活用すれば、広大な車両基地内の駐車場所の案内や、移動、出発などの指示が逐一表示されるという。
過去大会で頻発した目的地やルートの間違いといったトラブルを軽減するため、大会関係者がスマートフォンのアプリで乗用車の配車を申し込む際に目的地などを事前登録し、情報がカーナビに反映される仕組みを導入。ドライバーと言葉を交わさなくても済むため、組織委は新型コロナウイルス対策の観点からも有効とみている。
担当者は「五輪・パラの輸送はこれまでアナログだった。複雑な輸送に対応するため、技術革新を投入した」と話す。〔共同〕
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July 01, 2021 at 08:11PM
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選手ら円滑輸送、ITで 車の位置把握し遅延防止（写真=共同） - 日本経済新聞
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