高速鉄道網の整備が進む中国で、車内通路の両側にカプセルホテル状の2段ベッドが並ぶ高速寝台列車が登場し、若い世代を中心に人気を集めている。向かい合わせの2~3段ベッドでカーテンもない従来型に比べ、プライベートに配慮した造り。一部の高速鉄道では「静音車両」の試験運用も始まった。経済的に豊かになり、個人主義が強まる中国社会を象徴している。(湖南省長沙で坂本信博) 【写真3枚】新型高速寝台列車の車内は… 今春から運用が始まった新型高速寝台列車の営業最高時速は250キロ。北京と約3200キロ南西の雲南省昆明、約2400キロ南の広東省深センなどを結ぶ。 北京西―昆明南間の乗車賃は1190元(約2万円)。飛行機並みの価格で、35~45時間かかる普通寝台列車の1・5~2倍だが、所要時間は半分以下だ。北京の男性会社員(27)は「ホテル代もいらないし、飛行機よりも楽」と話す。 中国の寝台列車は従来、2段ベッドを向かい合わせに並べた4人用個室「軟臥車」や、横向きに並んだ3段ベッドがむき出しの「硬臥車」が中心で、ベッドを囲うカーテンもない。
一方、新型高速寝台列車は、各ベッドが進行方向に縦向きに並び、カーテンで仕切られている。小さなテーブルや充電用USBポートもあり、空調もベッドごとに調整可能。衣服をかける場所や荷物の収納スペースも個別に用意し、車内の振動や騒音を低減する設計になっている。 乗車してみると、ベッドは広く清潔だった。若者やビジネスパーソン風の乗客が目立ち、乗車してすぐにカーテンを閉め切る人が多かった。旅行業界関係者は「プライバシーが守られているので若い世代に人気で、予約開始直後に満席になることが多い」と語る。
一部の高速鉄道で試験運用が始まった「静音車両」は、座席での会話や通話、音が出る電子機器の使用を制限。中国では座席に座ったまま通話したり、イヤホンを装着せずにスマートフォンで動画を視聴したりするのが一般的だが、同車両では通話の禁止やイヤホンの使用、子どもを静かにさせることが求められる。 中国で長く暮らす日本人男性(54)は「中国は公共の場での騒音に寛容で、列車内で子どもが騒いでも嫌な顔をされることは少なく、子育てをしやすかった。寝台列車で見知らぬ乗客同士が仲良くなるのも旅の醍醐味(だいごみ)だった。中国社会の変化を感じる」と話した。
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August 03, 2021 at 08:17AM
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