米調査会社デカルト・データマインがまとめた3月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送量は、前年同月比0.4%増の180万1766個（20フィートコンテナ換算）だった。全体では高水準の輸送が続くが、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国が22カ月ぶりに前年水準を下回るなど、先行き不透明感も出ている。
出発地である主要10カ国・地域で、全体の6割近いシェアを占める中国が103万1929個と前年同月比2%減だった。新型コロナの感染拡大を抑え込むロックダウン（都市封鎖）の影響などが出ているとみられる。同国の港湾別取扱量では、上海港が前年同月比8%減と大きく減少。上位5港の合計でみても同9%減だった。
この他ではシェア2位の韓国が4%増、3位のベトナムが11%増、4位の台湾が3%増とそれぞれプラスとなり、中国の減少を補った。シェア9位の日本は13%減と大幅なマイナスだった。
全体の輸送量は21カ月連続で前年水準を上回り、3月単月として過去最高だった。前年比ほぼ横ばいではあるものの、新型コロナの感染拡大初期にあたる20年3月比では1.9倍と高水準の輸送需要が続く。
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April 11, 2022 at 05:30PM
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海上コンテナ輸送、中国22カ月ぶり減 米向け3月 - 日本経済新聞
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