食品の値上げが続いています。天候不順などで原材料費が上昇しており、新型コロナウイルス禍からの経済回復に伴って輸送費も高くなっているためです。食品メーカーからは「値上げをしなければ事業を継続できないレベルだ」などの声が漏れるなど、原材料高に大きな危機感があります。私たちが購入する食品の値上げはどこまで続くのでしょうか。参考になる記事を選びました。(篠原英樹、内容や肩書などは掲載当時のものです)
「2022年度、ビジネスここがポイント」はビジネスパーソンのスタートダッシュに向け、業界やテーマ別に押さえておくべき動きやポイントを担当記者がまとめたコンテンツです。今年度のビジネスの重要テーマは何で、どう動きそうなのか。大きな流れをつかみ、ライバルに差をつけましょう。
5月以降も値上げラッシュ
昨年から続く食品の値上げは一段と広がる見通しです。カゴメは4月1日、家庭用トマトケチャップなど調味料計125品目を値上げしました。トマトケチャップの値上げは7年ぶりです。コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(CCBJH)は5月、大容量ペットボトルの清涼飲料の出荷価格を5~8%引き上げます。6月には日清食品や東洋水産などの即席めん大手が、約3年ぶりに主力商品を値上げします。長く価格を据え置いてきた食品メーカーも値上げに踏み切らざるを得なくなっています。1979年の発売から40年以上、1本10円だったやおきん(東京・墨田)の「うまい棒」も4月に値上げされました。
ブランド力で値上げに格差
食品メーカーが希望小売価格を上げても、実際に店頭で販売する価格はスーパーなどが自由に決められます。食品メーカーが値上げしたくても、消費者の節約志向を受けてスーパーは値上げに慎重で、両者は激しくせめぎ合っています。ただ、物流費や人件費、原材料の上昇を受けてメーカーは強い姿勢で値上げを要請しており、小売りも店頭価格を上げざるを得なくなっています。大手ブランドの商品ほど店頭価格が上がっています。食品メーカーによる値上げが相次いだ2019年と比べても、店頭価格の上昇が目立っています。
ウクライナ侵攻で小麦粉高く
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて原材料高が進んでいます。今後も食品メーカーの値上げが続きそうです。農林水産省は4月、国が輸入して製粉会社などに売り渡す小麦の価格を前半期(10月期)に比べ平均17.3%引き上げました。現在の算定方法で最高値だった08年10月期(7万6030円)に次ぐ2番目に高い水準です。日清製粉などは6月から、業務用小麦粉を値上げする方針です。家庭用の小麦粉製品も値上げされる見通しで、消費者の負担が増えそうです。
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食品、5月以降も値上げラッシュ 原材料費や輸送費響く - 日本経済新聞
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