Wednesday, August 31, 2022

ロシア産原油のアジア向け輸送、3月以来の低水準-減少傾向続く - ブルームバーグ

ロシアがアジアに海上輸送で輸出する原油量は過去3カ月で1日当たり50万バレル余り減少し、3月後半以来の水準に落ち込んだ。

  ブルームバーグが監視する船舶追跡データによると、8月26日までの1週間で、ロシアは前週比と4週間平均の両方でこれまでの増加分の大半を解消した。

  26日までの7日間にロシアが海上輸送で輸出した原油は日量304万バレル。前週は同362万バレルだった。週ごとの変動をならした4週間の移動平均は前週の341万バレルから330万バレルに減少した。

  ウクライナ侵攻以降、ロシア産原油を敬遠するようになった欧州勢に代わってインドが大口の買い手として浮上してきたが、アジア向けのロシア産原油輸出量は6月以降、減少傾向にある。海上輸送されるロシア産原油全体に占めるアジアの割合は今や5割程度で、4月の60%前後から低下。ウクライナ侵攻以前は、アジアの比重は3分の1程度だった。

  アジア向け輸出の減速には、いくつかの要素が影響している可能性がある。単一の購入国として最大の中国では、政府の厳格なゼロコロナ政策が需要を抑制。政府統計によると、7月の原油消費は約10%落ち込み、製油業者の処理量も1日当たりで2020年3月以来の低水準だった。中国はロシアからの原油購入を増やしていたが、この 追加購入分は長期契約に従って購入する中東産や西アフリカ産の原油よりも、需要減速時の影響を恐らく受けやすい。

  価格も影響しているとみられる。ブルームバーグがロシア財務省のデータを活用して試算したところによると、同国の代表的な油種ウラル原油のブレント原油に対するディスカウントは、7月半ばから8月半ばの期間にバレル当たり約18.70ドルと、2カ月前の30ドル余りから大きく縮小し、2月のウクライナ侵攻以降で最小だった。

Russia's Seaborne Crude | Four-week average crude shipments from Russia by destination
Russia's Asian Customers | Four-week moving average of crude shipments from all Russian ports

 

原題:

Russian Crude Shipments to Asia Plunge to Lowest Since March(抜粋)

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August 31, 2022 at 09:42PM
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