Thursday, August 18, 2022

サントリーHD/大王グループと貨物混載トレーラーでスイッチ輸送 - LNEWS

サントリーグループは8月18日、大王グループと共同で、関東圏・関西圏間の長距離輸送効率化に向けた新たな取り組みを8月から順次開始すると発表した。

各グループの物流機能会社であるサントリーロジスティクスとダイオーロジスティクスが、長距離トラック輸送において各グループの製品を混載し、積載率の向上や輸送効率化を進める。また3人のトラックドライバーがリレー形式で輸送(スイッチ輸送)することで、長距離輸送における労働負荷を低減する。両社は東京・大阪間で、鉄道によるコンテナの往復輸送も開始した。これらの取り組みにより、トラックドライバーの運転時間を年間当たり約3900時間減らせるほか、 CO2の排出量を約215トン削減する。

<両グループ貨物の混載の様子 上段:大王グループの貨物(ノーカーボン紙)下段:サントリーグループの貨物(飲料製品)>
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<貨物を混載したトレーラーのスイッチ輸送>
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取り組み内容は、サントリーグループの飲料製品を積んだのち、 トレーラー内上部の空いているスペースに大王製紙の製品を混載することで、容積・重量とも積載率を100%に近づけ、輸送効率の向上を図る。運行するトラックを両社で年間当たり約180台削減し、トラックドライバーの運転時間を約2100時間、CO2排出量を約115トン削減する。

また、混載したトレーラーの輸送では、大王グループの拠点2か所を中継地として活用する。輸送エリアを関東圏、中部圏、関西圏に3分割し、3人のトラックドライバーがリレー形式で輸送することで、ドライバーの労働負荷を低減する。

<31フィート鉄道コンテナを共有した往復輸送のイメージ>
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また、31フィートコンテナを共同で使用し、東京・大阪間で、トラック輸送に比べ環境負荷が少ない鉄道輸送を行う。

サントリーグループは関西圏から関東圏への貨物移動が比較的少なく、これまでは単独で同区間での往復輸送を行うことは難しい状況だった。そこで、関西圏から関東圏への貨物移動が多い大王グループと協力し、それぞれ片道ずつ貨物を積載することで、往復での輸送を実現する。

さらに、 一般的な12フィートコンテナよりも大きい31フィートコンテナを使用することで、輸送の効率をさらに高める。年間当たり運行するトラックを約290台削減し、トラックドライバーの運転時間を約1800時間、CO2排出量を約100トン削減する。

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