デカルト・データマインは9月20日、米国税関・B/Lデータを基にした、日本発米国向け(往航)コンテナ貨物量(8月分)と、米国発日本向け(復航)コンテナ貨物量(7月分)の統計データを発表した。
それによると、日本発米国向け(往航)コンテナ貨物量の8月分は、5万2259TEU(前年同月比0.2%増)となった。
品目別では、自動車部品関連が9766TEU(11.0%減)、機械類が1万2776TEU(6.6%増)、タイヤなどゴム製品が6739TEU(10.3%増)となっている。
第3国へのトランシップ貨物量は2万3420TEU(46.7%増)で、3月以降6か月連続の2万TEU超え。貨物全体に占める海外トランシップ率は44.8%と、4月の47.3%についで過去2番目の数値となった。依然、米国西岸等の混乱、船会社による日本寄港欠便などの影響が見える。
経由国別では、台湾が2214TEU(133.8%増)と高い伸び率を見せたほか、マレーシアも3桁増となり、TS対象国が広範囲になってきている。
アジア域内からの差込貨物を含む、日本発母船積みベースでは2万9373TEU(18.9%減)となった。
一方、米国発日本向け(復航)コンテナ貨物量の7月分は最終仕向国ベースで5万3696TEU(2.4%増)となった。最終仕向地ベースに占める海外TS比率は17.9%と、13か月ぶりに20%を割込んだ。
品目順位では、1位の牧草が9749TEU(8.2%増)と1万TEUを割り込んだ。2位の肉類は、5151TEU(4.6%減)となった。
米国発日本向け(復航)コンテナ貨物量の母船揚地国ベースは、4万4430TEU(9.9%増)となった。母船揚地別の取扱量は、東京港、神戸港、横浜港、名古屋港、大阪港、博多港、清水港の順となった。
■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
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September 20, 2022 at 02:04PM
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