米軍のC130J輸送機のコックピットなどを再現した訓練用シミュレーターが四日、米軍横田基地(東京都福生市など)で報道関係者に公開された。エンジントラブルなど実際の機体では試すことができない訓練に活用する。同基地所属のパイロットは「最悪の緊急事態への対応力を高めることができる」と語った。(松島京太)
シミュレーターは二〇二〇年に導入。可動式の支柱の上に最大七人まで搭乗できるコックピットが固定されており、パイロットの操縦かんの動きに連動して、最大で上下に約六メートル、左右に約十二メートルの機体の揺れが再現される。
同基地所属の第三六空輸中隊のパイロットらは、年間十六時間のシミュレーター訓練が義務付けられているほか、さまざまな状況に対応した追加の訓練も受けられる。年間で百五十~二百人が訓練をするという。
四日は、同隊のノア・ライリー大尉が輸送機パイロットの訓練の様子を披露した。コックピットの窓に多摩地域の3D映像などが映し出され、横田基地からの離着陸を体験。離陸時や旋回時に機体が傾き、着陸時にはタイヤが接地すると衝撃を受けるなど、実際に操縦する際の感覚がリアルに再現されていた。訓練の状況の想定は、悪天候の中の計器飛行訓練や、全エンジン停止による海上への不時着など約二百種類があるという。
同基地のシミュレーターでの一カ月の総訓練時間は約二百時間に上るという。シミュレーター施設を管理するジェフ・スタック主任指導員によると、これにより実機での飛行訓練時間を減らすことになっているとし、「騒音などの懸念を減らすことができる」と主張している。
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