京王運輸は2月8日、セミトレーラーを活用した中継幹線輸送事業に参入すると発表した。
倉庫内業務やラストワンマイル事業で培った経験を活かし、未参入領域であった東京-大阪間を始めとする幹線輸送事業へ参入することで、2024年問題への対応を視野に、物流領域の事業拡大を図る。サービス開始予定は4月1日。
セミトレーラーを活用することで、発着地の双方から輸送されてきた荷物を、中継地点で貨物コンテナを車両から切り離して交換することが可能となる。これにより、中継地点から当日中に互いの出発地点に戻ることができ、2024年問題で課題となっているトラックドライバーの拘束時間の削減に貢献する。
同サービス開始に際し、京王運輸を含めた複数の物流企業が均等出資を行い、JRCXが2023年10月に設立された。各参画企業の得意分野や特性を生かした高品質なサービスの提供を目指しており、パレット単位・カゴ車単位のスポット輸送から、トレーラー単位の定期チャーター輸送まで対応する予定。
また、独自のシステムやノウハウを活用することにより、温度帯の異なる荷物の混載も可能となっている。
同社は今後、荷主の幅広い要望に対応しつつ、2024年問題に対応可能なサービスとして展開を予定している。
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February 08, 2024 at 12:36PM
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