このコンテナ輸送の新しい技術は、生鮮食品を凍らせずに生の状態のまま船で運ぶチルド輸送の日数を、大幅に伸ばすことができるのが特徴です。
温度を管理したコンテナの内部に電圧をかけて「電場」と呼ばれる状態にし、食品に含まれる水の分子を回転させることで、鮮度を保ちながら腐敗の進行を抑える仕組みです。
従来のチルド輸送と比べて、多くの食品で輸送期間を2倍から3倍に伸ばすことができるとしていて、例えば豚肉の場合、従来の20日程度から60日程度に、魚のぶりの場合は、これまで空輸が中心でしたが、船での輸送が可能になるとしています。
住友商事は、香港の大手海運会社OOCLとの間で近く業務提携を結び、導入を進める方針です。
会社によりますと商用化は世界で初めてで、大手食肉加工メーカーがスペインからの豚肉の輸入に使うことを決めているということです。
紅海をう回する海上輸送によって輸送コストの上昇が課題となっていますが、会社は商品の価格へのコストの転嫁を抑えることが期待できるとしています。
住友商事の物流インフラ事業本部梁井崇史 本部長は「われわれとしては非常に大きな影響があるので、船会社や物流会社と相談しながらできるだけスムーズに物を届けることを考えていかなければならない」と話していました。
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February 19, 2024 at 04:18AM
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住友商事 生鮮食品のコンテナ輸送 長期化できる新技術導入へ | NHK - nhk.or.jp
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