日本航空は、コロナ禍以降、航空機での貨物輸送の需要が高まっていることを受け、経営破綻以降、14年ぶりとなる貨物専用機の運航を19日から始めました。
日本航空は2010年の経営破綻以降、事業の縮小のため、最大で14機保有していた国際線の貨物専用機をすべて売却し、旅客機のスペースを利用して貨物を運んでいました。
一方、新型コロナの感染拡大の際には旅客の輸送が大幅に減少しましたが、貨物輸送は巣ごもり需要の高まりを受けてネット通販での利用が拡大し、売り上げが増加していました。
こうしたことから日本航空は14年ぶりに新たに貨物専用機を導入して19日から運航を始め、成田空港では出発前のセレモニーが開かれました。
このなかでは日本航空貨物郵便本部の木藤祐一郎本部長が「JALグループとして事業構造の多様化を進めるなかで貨物機の導入で貨物事業を持続させ、発展させていきたい」とあいさつしたあと、関係者がテープカットを行いました。
出発前には輸送する貨物が機体に積み込まれ、旅客機では積むことができなかった高さ2メートルを超える大型の貨物もありました。
最大搭載量は48トンとなり、貨物専用機の導入で自社で輸送できる貨物の種類も増えると期待されています。
初めての貨物便は午後4時ごろ、台湾に向けて離陸しました。
日本航空の貨物専用機はあわせて3機導入される予定で、特にネット通販での需要が高い成田空港とソウルや台北、上海などを結ぶ路線で運航します。
日本航空によりますと経営破綻以前、貨物事業は「お荷物事業」と言われていた時期もあったということです。
これまでは、荷主に直接営業活動をして輸送する貨物を確保していましたが、景気が後退すると一気に輸送量が減るため、リスクが高かったといいます。
安定的な需要の確保が最大の課題だった貨物事業。
そこで今回、取り組んだのが物流大手、DHLのグループ会社との連携です。
DHL側の貨物の一部を日本航空の貨物専用機で輸送することでベースとなる輸送量を確保し、需要の安定につなげるねらいがあります。
さらに、貨物事業の強化の一環として、宅配大手のヤマトホールディングスがことし4月から始める貨物専用機の運航を受託することも決まっていて、従来のビジネスモデルとは異なる形で事業拡大を進めています。
19日はDHLのグループ会社と共同で記者会見が開かれ、日本航空貨物郵便本部の木藤祐一郎本部長は「航空貨物の需要は間違いなく増えていく。他社との競争もあるが、我々は高品質なサービスなどで差別化を図り、増える需要にしっかり対応する。貨物専用機の導入は感慨深いものがあるが、手放すことのないよう反省をいかして運営していく」と話していました。
"輸送" - Google ニュース
February 19, 2024 at 03:45PM
https://ift.tt/WMLsoDT
日本航空 14年ぶりの貨物専用機の運航 19日から開始|NHK 千葉県のニュース - nhk.or.jp
"輸送" - Google ニュース
https://ift.tt/kMKRA5r
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment