世界の海上輸送を示す指標が2010年以降で最大の伸びとなる勢いだ。紅海での商船攻撃により輸送距離の長い迂回(うかい)航路への変更を余儀なくされていることが背景にある。
世界最大の船舶ブローカー傘下クラークソンズ・リサーチによると、積載貨物量に輸送距離を掛け合わせたトンマイルに換算した海上輸送活動は2023年比で3兆2000億トンマイル(5.1%)増加する見込みだ。
年間の伸びとしては過去2番目に大きい水準となる。中東と欧州の地政学的混乱が要因だという。
海運各社は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が商船攻撃を行っている紅海とアデン湾を避けるため通常の航路を変更し、「アフリカの角」と呼ばれる地域を迂回せざるを得ない状況に追い込まれている。
先月にフーシ派による海上無人機攻撃で商船が 攻撃され沈んだことを受けて、こうした状況はここ数週間で一段と厳しさを増している。
輸送距離の増加は、二酸化炭素排出量の削減に向けた世界的な取り組みにとって悪いニュースとなりそうだ。
クラークソンズのアナリスト、トレバー・クロウ氏は、貿易量の観点から見て「今年は好調な滑り出し」となったことがトンマイルベースでの海上輸送活動増加の一因だとし、輸送距離の伸びだけが増加要因ではないことを示唆していると指摘した。
紅海での混乱がトンマイルに与える影響は、コンテナ輸送に最も顕著に表れており、現時点で船舶約690隻が喜望峰を回る迂回ルートをとっている。海上貿易の平均輸送は今年2.8%増となる見込みだ。昨年は1.8%増だった。
原題: Global Sea Transport Leaps Most Since 2010 After Red Sea Attacks(抜粋)
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July 02, 2024 at 11:56AM
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世界の海上輸送、今年は2010年以来の大幅増か-紅海迂回が影響 - ブルームバーグ
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