東京電力福島第１原発事故の除染で生じた県内の土などについて、環境省は２０２０年度、中間貯蔵施設（大熊町、双葉町）に本年度と同等の４００万立方メートルを輸送する計画をまとめた。帰還困難区域を除く県内から同施設への搬入を２１年度までにおおむね完了させるとの方針も維持する。１６日、大熊、双葉の両町議会に示した。
同区域を除く県内の除染で生じた土などの総量は約１４００万立方メートル。同施設への輸送が順調に進めば、本年度末には累計約６６０万立方メートルが搬入される。２０年度に加え、２１年度も４００万立方メートル搬入すれば、１４００万立方メートルに達する。
同省は昨年１２月末現在、同施設を整備する全体予定面積約１６００ヘクタールのうち、約７０％に当たる約１１３０ヘクタールの用地を取得。同省は地形や貯蔵する高さなどで変動するが、１２００万～１４５０万立方メートルの土を受け入れが可能としている。
ただ、帰還困難区域の一部を再び人が住めるように整備する特定復興再生拠点区域（復興拠点）の除染で出た土などを同施設に搬入するためには、用地がさらに必要となる。同省は「施設整備や用地取得に引き続き取り組む」としている。復興拠点の整備で出る土などの量について、同省は明らかにしていない。
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January 17, 2020 at 07:20AM
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汚染土など20年度「輸送」は400万立方メートル 中間貯蔵施設 - 福島民友
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