【野村弘樹 キャンプＣＨＥＣＫ】大谷の先を見据えた調整法、物足りない…くらいでちょうどいい - サンケイスポーツ

2020.2.17 08:00

【野村弘樹　キャンプＣＨＥＣＫ】

特集：

大谷翔平

打撃練習する大谷。４本の柵越えを放った　（共同）【拡大】

　大谷のトレーニングを見るため、アリゾナ州テンピを訪れた。

　まず、安心したのがキャッチボールでのフォーム。全体的な力の入れ具合は５割そこそこで、かなり力をセーブしている印象を受けたが、リリースしてからフォロースルーまで、しっかりと腕を振り切っていた。

　肘に少しでも不安があると、これができない。本人からすれば、もっと力も入れられるし、長い距離を投げても大丈夫と思っているだろう。しかし、スローペースと感じるくらいが適切だ。

　打撃練習、ダッシュメニューを見ても、右肘と左膝は一般的には完治したといえる。ただ、投手にとっては試合で不安なく全力を出せて初めて完治といえる。３月中旬に今季初ブルペン、５月中旬のメジャー復帰へ、どんなに順調でも予定の前倒しをしないこと。来季、さらにその先を見据え、今は物足りないと思うくらいでちょうどいい。　（サンケイスポーツ専属評論家）

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February 17, 2020 at 06:00AM
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