Sunday, February 16, 2020

道産水産物を全国へ 看護師から転身し夫と起業、営業先探しに奔走 - SankeiBiz

 北海道八雲町落部の漁師、舘岡勇樹さん(37)と志保さん(43)夫婦が起業した鮮魚直販会社「噴火湾鮮魚卸龍神丸」が、全国に取引を拡大している。東京育ちで「魚を触るのも苦手だった」という志保さんだが、勇樹さんの話に可能性を感じ、一念発起して在宅医療の看護や営業の仕事から水産業へ。「浜に活気を呼び戻す」と、営業先を飛び回っている。

 きっかけは6年前、いとこの勇樹さんが手の神経の手術のため上京した際「魚が減り、価格も低くなり、このままでは漁師を続けられない。自分で売りたいが、方法が分からない」などと相談を受け、興味を抱いたことだ。

 在宅医療の仕事は収入面で先行きに不安を感じていたこともあり、勇樹さんが取った魚の営業をしようと決意。勇樹さんと2014年に起業し、母親の故郷でもある落部へ移住した。

 課題になったのが魚の鮮度を保つ締め方だった。魚の脊髄にワイヤを通して神経を抜き、硬直を遅らせて鮮度を保つ神経締めを販売先から依頼されたが、勇樹さんは頑固に脊髄を切るだけの生け締めを主張し、譲らなかった。

 志保さんは締め方を変えて魚を食べてもらい、勇樹さんを説得。神経締めのおいしさを伝え、店側のニーズに合わせることの重要さを学んでもらった。

 仕事を通じて絆を強めた2人は15年に結婚。志保さんが営業先を探し、勇樹さんがニーズに応じて魚を締めるスタイルを中心に販路を開拓する。今では月々の取引先が全国で50件ほどに広がった。

 「思わず手に取ってもらえるような商品を作りたい」と志保さんは加工にも工夫を凝らす。カレイを日本人の好きな桜の葉と花の塩漬けと一緒に真空パックし、風味を上げた商品も販売する。店でお客と語り合いながら魚を食べてもらうイベントを開くなど、普及活動にも取り組む。「消費者のニーズに応えられる生産者でありたい」と意気込む。

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February 17, 2020 at 03:00AM
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