日本内航海運組合総連合会（東京・千代田）が8日発表した2月の内航貨物船の輸送量は、前年同月比7%減の1752万6千トンだった。前年割れは5カ月連続。鋼材や紙・パルプなどの輸送量の減少が続いている。
品目別では、鉄鋼が336万1千トンと9%減った。建築を中心に需要が鈍い。石炭石などの原料もセメント需要の落ち込みが響き、406万7千トンで9%減。紙・パルプは14万8千トンと25%減った。自動車は4%減の410万2千トンだった。消費増税後の販売不振が続いている。
飲料や建築資材・部材を含む雑貨は4%減の218万2千トン。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中国など訪日客が減り、沖縄航路の荷動きが鈍った。「新型コロナの影響は今後、徐々に顕在化してきそうだ」（企画調査部）とみる。
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April 08, 2020 at 08:29PM
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内航貨物船輸送量、2月は7%減 鋼材など荷動き鈍く - 日本経済新聞
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