2020年04月08日07時24分
ティーショットを放つ渋野日向子＝２０１９年１１月９日、滋賀・瀬田ＧＣ北
昨年、渋野日向子の日本勢４２年ぶりメジャー制覇で活況に沸いたゴルフ界。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、男女ともに試合ができない状態が続く。緊急事態宣言で国内初戦はますます遠のきそうだ。
今季女子ツアーは３月から１１月まで、東京五輪の男女ゴルフ競技が予定されていた週以外は空き週なく埋まっていた。開幕戦は当初、無観客での開催が発表されたが、コロナ禍の拡大で中止に追い込まれ、続く大会も軒並み中止を発表している。
１月にシンガポールで開幕し、４月中旬に再開予定だった男子ツアーは４戦連続で中止。シニアツアーも初戦から２試合連続の延期となった。シニア開幕戦の会場は感染者の少ない沖縄だったが、ツアーを統括する日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長は「われわれが日本各地から（ウイルスを）持ち込む可能性が高い」との懸念を示していた。
ゴルフは都心から離れた屋外の広いフィールドで行われるが、無観客で開催したとしても、選手やキャディーらが集まるクラブハウスでは「濃厚接触」のリスクが高まる。国内外で感染が広がり続ける現状に、日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長は「先が見えない」と苦悩している。
プロゴルファーは個人事業主で、大会の中止は稼ぎの場を失うことを意味する。また他のスポーツと異なり、日本のプロゴルフツアーはほとんどの大会をスポンサー企業が主催。コロナ禍の長期化で経営に打撃を受け、来年以降撤退する企業が出てきてもおかしくない。 
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April 08, 2020 at 05:29AM
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ゴルフ、ますます遠のく国内初戦 協会トップも「先見えない」―緊急事態宣言 - 時事通信ニュース
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