全日空の旅客機を用いた貨物輸送の様子=4月(同社提供) |
新型コロナウイルスの世界的大流行で打撃を受けている航空各社が、遊休する旅客機を貨物専用に転用する動きを加速させている。日本航空は3〜5月の実績と今後の計画を合わせ、旅客を乗せない約1200便を国際貨物便として運航。エアカナダは客席を取り外し、容量を高める。
日航によると、旅客機の貨物室は満席時でも客の荷物の占める割合は三割ほどで、残りにはさまざまな貨物を積載できる。大規模な運休で貨物スペースの供給は減るが、マスクなど緊急性の高い物資の輸送需要は高まっており、中には貨物単価が一時二・五倍になった路線もあるという。
日航が貨物専用化する約千二百便は東アジアや欧米路線が中心で、旅客便としては欠航扱いになる。全日空は四月だけで中国などに貨物便約三百便以上を旅客機で運航。両社とも手荷物棚に貨物を載せスペースを稼ぐ取り組みを始めている。
貨物用に機体を改装する会社も。エアカナダは旅客機三機を貨物機にする方針を発表。機体はボーイング777で、四百二十二ある座席を外して積載量を増やすという。
東京税関によると、成田空港での三月の貨物総取扱量は前年同月を2・3%上回る十八万八千トンだった。成田を拠点にする日本貨物航空では三月、前年同月の四百十四便を上回る四百七十五便を運航、うち十七便が香港や上海などへの臨時便だった。同社担当者は「需要超過の路線もあり、予約の全てを受けきれない」と話す。
サプライチェーン(部品の調達・供給網)の混乱が航空貨物需要を押し上げているとの見方もある。自動車関連部品を主に扱う日系商社のインドネシア法人関係者によると、緊急で空輸が必要になるケースが出てきており、キャンセル待ちになることもあるという。
日航は「運航できる便数が少なくなる中、収支も考えながら、航空物流を通じて生活や経済を支えたい」としている。
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April 27, 2020 at 12:37PM
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旅客機 貨物便ではばたく 緊急物資の輸送需要増 転用加速:経済(TOKYO Web) - 東京新聞
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