Friday, August 21, 2020

<頂の先へ 高校生二冠・藤井の時代>(上) 棋界の救世主 - 中日新聞

史上最年少での二冠と八段昇段を達成。記者会見する藤井聡太新王位=20日午後、福岡市内のホテルで

史上最年少での二冠と八段昇段を達成。記者会見する藤井聡太新王位=20日午後、福岡市内のホテルで

  • 史上最年少での二冠と八段昇段を達成。記者会見する藤井聡太新王位=20日午後、福岡市内のホテルで

 「読みにない好手を多く指され、勉強になった」。勝利の中にも反省材料を求める普段通りの受け答えが、史上初の快挙すら通過点であることの証しだった。二十日、将棋の第六十一期王位戦七番勝負(中日新聞社主催、伊藤園協賛)を制し、十八歳一カ月の高校生棋士、藤井聡太が二冠となった。列島が祝福ムードに沸き立つ中、一番冷静だったのは藤井自身だったかもしれない。

 三年前も、藤井は喧騒(けんそう)のただ中にいた。二〇一七年六月、デビューから負けなしで史上最多の二十九連勝を記録。十八畳の対局室に百人の報道陣が殺到する「超過密」状態で、中学生の藤井は平然と感想戦を続けていた。

 実は当時、将棋界は屋台骨が揺らぐ「緊急事態」にあった。トップ棋士の不正疑惑の処理をめぐって日本将棋連盟の対応に批判が集まり、同年二月、会長以下、五人の理事が辞任または解任となった。その後、連盟の専務理事となった脇謙二(60)は「棋士たちがバラバラになってしまった」と振り返る。同四月には時の名人が初めて将棋ソフトに敗北。棋士の多くが「存在意義がなくなるのでは」と不安を漏らしていた。

 しかし、...

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