鎌長製衡は12月13日、コンテナ輸送トレーラーの積み荷の重心位置を計測できる世界初の三次元重心測定機能付きトラックスケール「satrs(サトルス)」が販売開始10周年を迎えたと発表した。
<三次元重心測定機能付きトラックスケール「satrs(サトルス)」>
鎌長製衡の「サトルス」は車輌がトラックスケールに載るだけで開梱することなく積み荷の重心位置を三次元(前後、左右、高さ)で把握することができるため、危険性の高い車輌の発見に役立つ。
このシステムはかがわ産業支援財団の支援により、横浜港湾貨物計量協会と共同開発したもの。
特長として、港湾のゲート部に設置することで輸入コンテナ全てを計測することができる。トラック側に特殊な車載装置は必要ない。物流への影響を与えない高速計測ができるため、三次元計測のみを行った場合、1日1200台を超える計測が可能。画面上にわかりやすいイラストで重心位置を表示する。また、重心位置の計測データを印字することができる。
なお、コンテナトレーラーの横転事故は人身・物的損失のみならず、道路交通網を寸断してしまうため大きな社会問題となっている。こうした横転事故は法定速度内で適切に運転していても発生してしまうことがあり、その原因として積み荷の「偏荷重」や「高重心」が挙げられている。
鎌長製衡では今後も国内外の主要コンテナターミナルへこのシステムを納入することで、コンテナトレーラーの横転事故ゼロを実現し、安心・安全な物流を支援していくとしている。
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December 13, 2022 at 08:48AM
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