災害で道路が寸断された場合を想定し、船を使って支援物資を届ける訓練が東広島市で行われました。
この訓練は、中国地方整備局の広島港湾・空港整備事務所と東広島市の職員、それに民間の船会社の担当者、あわせておよそ２０人が参加しました。
訓練は、土砂災害で道路が寸断され東広島市安芸津町の集落が孤立したという想定で行われました。
はじめに整備局からの依頼を受けた民間の小型船が広島市南区の係留施設で食料などの支援物資を積んで東広島市の安芸津港へ向かいました。
海にがれきが流れ込んでいることを想定して、小型船は安全を確認しながら通常の半分ほどの速度で運航していました。
そして安芸津港に近づくと入港時間や場所などを港の担当者に確認した上でほかの船の妨げにならないようにしながら入港していました。
小型船が港に到着すると、船員と東広島市の担当者が協力しながら、支援物資を車に積み込み、防災拠点の安芸津支所に運んでいました。
広島港湾・空港整備事務所の藤岡広大さんは「災害時には、支援物資を運ぶ船が国土交通省の所有分だけでは不足することも考えられるので民間とも連携して、速やかに海上輸送を行っていきたいです」と話していました。
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February 08, 2024 at 02:13PM
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